ここ2〜3年で急速に市民権を得た「推し活」。キャラクターやVtuber、アーティスト、スポーツ選手など想像できる推しの範囲はあっというまに超え、文字通り “なんでも” 推せる時代になりました。
そんな推し活は「ウェルビーイング」とも深い関係性があるそうです。たしかに「同僚のAさん、推しのライブに向けて仕事がんばってるな」「推しが出来てからアクティブになったな」など、周囲で思い当たるケースも多いはず。一般的にウェルビーイングは「こころ」「からだ」「社会的なつながり」の3つの状態が良好であることが重要だとされますが、推し活にはそのいずれもが満たされるポテンシャルがあり、
こころ:推しがいきがいや活力になる、癒やされる
からだ:推し活で積極的な外出が増え、行動範囲も広がる
社会的なつながり:推し活を通じて友人ができたり、コミュニティへ参加する
と考えることができます。
今では、推し活を親子で共有しながら楽しむ人たちが増えています。たとえば、親子でK-POPアイドルのライブに行く、親子で同じゆるキャラを推す、親子で同じ映画に何度も行く、といったケースです。この傾向は、Z世代に続くα世代(と、その親世代であるミレニアル世代)の間ではさらに顕著になるでしょう。
90年代に注目された「友達親子」は、否定的な声も多かったように思います。しかし、コロナ以降に生まれたさまざまな親子観や家族観にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。
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